浮遊の麻の生地が出来上がるまで…

地球に優しいハンドメイドのヘンプ(麻)生地

吸湿性に優れ、天然の抗菌作用があるヘンプは、使うほどに肌に馴染むとても気持ちの良い素材。
浮遊の麻ふんどしや財布、カバン、コーヒーフィルターなどのヘンプ生地は、美しいヒマラヤの大自然の中で
スクスクと育った無農薬の麻を使って、手作業で織り上げられています。

この場所は、大変な山奥なので電気などはなく、麻の生地作りに機械を使うことが出来ません。
生地が出来上がるまでの工程は、糸作りから織り、染色まで全て手作業で行われています。
気の遠くなるような手間と時間をかけてこのヘンプ生地は作られているのです。

1. 麻を使った生地の製作

西ネパールのずっと山奥 麻の繊維 何年も麻を紡いでいる元気なおばあちゃん。
1. 西ネパールの電気も通っていない山奥の小さな村。
麻は大自然の中で無農薬で育てられ、繊維や食用オイル、燃料として人々の暮らしの中で全草捨てるところなく使われています。
2. 麻の茎の皮を剥いで繊維をとります。
写真のように繊維を叩いて柔らかくしてから、大きなブラシ型の道具で毛羽立ててわた状にしていきます。
3. わた状の麻を紡いで糸にしていきます。
糸紡ぎや布織りは女性の仕事。
チャルカやスピンドルという昔からの道具を使って紡がれていきます。
のんびりした時間が流れています。 伝統的なヘンプ生地の織り方 家庭の織機
4. 都会のほうでは近代化が進んできていますが、山奥では電気もなく何から何まで全てが手作業で進められています。
ここではゆっくりとした時間が流れます。
5. 手間と時間が掛かった伝統的な方法で、出来上がった糸をセットして布を織ります。
浮遊のカバンや財布、コーヒーフィルター等はこのヘンプ生地で作られています。
6. こちらは、家庭にある木製の織機です。
浮遊のヘンプふんどしは、この織機で織られたホームメイドの生地で、各家庭によって生地の表情が違います。この生地は糸が細く出来上がるのに時間が掛かります。

2. ヘンプ生地のトリートメント

コーヒーフィルター用のヘンプ生地 麻ふんどし用のヘンプ生地 木の棒で順番に叩きます。
1. 出来上がった生地を2日間水にさらし、その後大きな鍋に入れて焚き火で茹でます。
茹でた後、生地を洗います。
2. こちらはふんどし用の生地です。
洗う前なので、麻の繊維から色がにじみ出ています。
これも同様に茹でて染まりやすくします。
3. 乾かした生地を平たい木の棒で全体を丁寧に叩き、繊維を柔らかくします。
この作業をする事で、目の詰まった滑らかな生地が出来上がります。

元気で働き者のおじいさん 4. ふんどし用の生地も先程と同様に仕上げていきます。
外で作業しているのは、チベット人で80歳過ぎのとても元気でユニークなおじいさん。


3. 草木,花,実を使った染色
草木染の染料屋 綺麗なキハダの木 キハダをささがきしています。
1. 染料になる植物は、育てられているものや森から採取してきたものを使います。
それ以外は草木染の染料屋さんで用意。
色んな種類があって漢方薬のお店のよう。
2. これは生のキハダの木です。
幹の中は鮮やかな美しい黄色をしています。
キハダは天然の抗菌成分があるため、日本でも薬草として使われています。
3. キハダの幹を鎌を使って上手にささがきにして細かくします。
キハダはチベット寺院で特別な日に燃やされるホーリーツリーとして使われています。
キハダの染料 ゆっくり染めています。 屋上で乾燥させています。
4. 細かくしたキハダから染料液が出来上がりました。
この染料液で美しい黄色が染められます。
植物のエナジー、エッセンスがこの染料液に溶けて生地に転写されています。
5. 草木染はチベットの昔ながらの方法で染められ、各植物によって手法が違います。
熱を加えないもの、熱を加えるもの等様々。
6. 草木染は太陽の光に弱いため陰干しにします。
太陽が一番上がるお昼前には生地を取り込みその後は室内で乾燥させます。


■ 草木染めに使われる植物

キハダ(染色前)赤カブ(染色後)ヨモギ(染色前)
キハダ赤カブヨモギ


乾燥した実を粉にしたものナラの木の皮紅花(染色後)
アマラナラの木紅花


■ 浮遊の麻について

カバンやコーヒーフィルターやに使われる生地は、麻100%です。
ふんどしに使われる生地は、その土地で手に入る材料で作られています。
麻60〜80%、綿20〜40%、加えてワイルドシルクという蚕が巣立った後の繭を集めたもの
苧麻等が5%ほど。
各家庭で織られている生地なので、織られた季節等によって生地の質感に若干の違いがあり
味わい深いものとなっています。
吸湿性が良くふんどしにぴったりの気持ちの良い生地です。

■ お洗濯について。

お洗濯は、天然成分の洗剤で中性〜弱酸性のものを使用し
手洗いされることをおすすめいたします。
染色には薬品など一切使っておりません。
その場所にあるものを使って昔ながらの方法で染色しています。
その為、草木染の種類によってお洗濯ごとにだんだん色が薄くなっていきます。
最終的には生成りに近づいてきますが、それも自然の味わいとして
ご了承いただける方のみご注文下さい。
また、洗濯機でも洗うことは出来ますが、その場合はネットに入れて下さい。
草木染は直射日光で退色します。
乾燥は、陰干しでお願い致します。